商工新聞2016年7月11日付

1面:「憲法9条と商売守れ」
  選挙戦真っ最中の参議院選挙、どこでも野党共闘で政治を変えようと猛奮闘!
  香川:32ある一人区の一つですが、 日本共産党公認候補たなべ健一さんを、他の野党も推します。香川県商工団体連合会も、たなべ候補当選へ決起集会を開き、全商連参議院選挙方針に基づいて学習。自民党改憲草案では国民の権利がどのように削除されようとしているのか、戦前の経験から生まれた「平和でこそ商売繁盛」の理念を奪われてはならない、ひとまずは延期された消費税増税だが、消費税をはじめとする不公正な税制を正し、中小業者の要求が実現する社会を作ろうと!確認しました。民商の会員も「自分の選挙」として電話かけ等奮闘しています。
  岩手:岩手県商工団体連合会は、きどぐち野党統一候補と政策協定を結び、推薦証を渡す。政策協定の内容は「戦争法の廃止」「憲法改悪阻止」「消費税増税中止」「被災者生活再建支援法の最高額の引き上げと、店舗・工場への適用拡大」「TPP批准反対」「原発に頼らない社会」「(当選したら)中小業者支援・進行をめざす懇談の場を設ける」の7つ。

  「早いレスポンスと確かな技術」
   東京・大田区蒲田、合成樹脂加工の(有)イワタ製作所は、プラスチックの加工製造に秀で、納品も早いと顧客から強い信頼を得ている。多様なプラスチックを扱い、難しい加工や少量・短期の依頼も受け、新素材の研究も欠かさない。「大田の工匠 Next Generation」にも選出され、次世代にものづくりの技術を引き継ぐ若手として期待されている。

2面:「税務行政の改善を」
  北海道・旭川民商は旭川市と交渉。国保料や市税を滞納する世帯に対して強権的に差し押さえを行っていることに対して、徴税行政の改善を求めての事。法に則っていると強弁する市側に対し、「営業中に製氷機まで差し押さえて行った」「生命保険を差し押さえた」「分納の相談に来ているのに無理な納付誓約書に押印を迫った」件を示し、滞納世帯の実態をとらえ、くらし・営業にさわりのある資産は差し押さえないよう求めた。

3面:「クラブ規制撤廃めざし」
  「許可なく客を踊らせた」として逮捕され、「表現の自由に反する」と4年にわたって有志や弁護団と共に闘っていた兵庫のクラブ「NOON」。その判決は「クラブはのダンスは風営法で規制すべきではない」と最高裁。風営法は6月23日で「改正」されてはいるが、実情に合っていない部分は残る。