大雪降ったと思ったら溶けた。
12月16日付が2013年最終号です。合併号です。


1面:「被災地で生業再建」
   東日本大震災から2年半が経過。被災地では、多くの事業者が店舗を流された。事業の再建の足かせになったのが、被災前の借入金。「個人版私的整理ガイドライン(道運営委員会HP http://www.kgl.or.jp/)」を活用し、住宅ローンや事業資金の返済免除の実現した。「個人版私的整理ガイドライン」では震災の影響で住宅ローンや事業資金の返済が困難になった個人や個人事業主が利用できる制度。2011年8月から運用され、震災前の債務返済が一定の要件で減額・免除される。
   東日本大震災で被災した理容業の大友さん(宮城・名取市)は自宅兼店舗が全壊。住宅ローン返済が残っていたがガイドライン運営委員会から、被災者が返済免除受けられるとのお知らせを受け取り、半信半疑ながらも名取亘理民商へ相談に行った。新里宏二弁護士のアドバイスをもとに運営委員会仙台支部に返済免除を申し出、支援を受けながら必要書類を作成。2013年1月に書類を提出し、10月に住宅ローンと事業関連の借り入れ分も返済免除となった。

    「『先用後利』の伝統受け継ぎ 置き薬の魅力高める」
    岡山・岡山民商の「(株)ジップ廣昌堂」は富山の置き薬の伝統を受け継ぎつつ、時代に合ったサービスで地域に貢献してきた。2代目の林正則さんは「一人で暮らす高齢者が増えている今だからこそと創業精神がますます大切」と、『頼りにされ、心待ちにされる』関係づくりを従業員にも伝えている。今年から新しい試みとして非常用備蓄品の賞味期限のチェックを開始。防災グッズを一緒に点検することで防災意識も高まると好評。


2面:「消費税増税中止法案提出」
   消費税廃止各界連絡会と「消費税の増税中止を求める税理士アピール呼びかけ人」は12月4日参議院議員会館でみんなの党に消費税増税中止を求める要請を行った。要請の中で各界連勝部事務局長は「増税実施は表明されたが、国会で十分な議論がされていない。野党が一致点で協力して中止法案を提出するべきだ」と求めた。


3面:「東電資料提出拒否」
   国と東電に原状回復と慰謝料の支払いを求めた「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟弁護団が2日都内で記者会見し、東電と電気事業連合会が福島地裁から求められた津波などに関する資料提出を拒否したことを明らかにした。裁判所からの提出要求を拒否するのは異例であり、弁護団は「裁判における過失責任追及を恐れてのもので、極めて不当。真相を隠ぺいしようとする許せない態度」と強く抗議した。

   「安心の店ネットで紹介」
   大阪・福島民商の飲食店会員でつくる『福島安心の店ネットワーク』は、大手による食の偽装が大阪から発生する中で、「安心・安全は小企業にこそまかせて」と、参加する263店舗をインターネットで紹介するポータルサイトを立ち上げた。店は寿司、お好み焼きなど細かく分類され、医療、理美容など、飲食業以外の店も紹介されている。


4、5面:「暴走政権に反撃」
     昨年12月に発足した第2次安倍政権だが、国民の声に一切耳を傾けず、社会保障改悪、労働者派遣法改悪、秘密保護法強行成立など、横暴勝手を繰り広げてきた。
     納税者の権利を守るたたかいなど、この一年の民商・全商連の行動を振り返る。


6面:「秘密保護法許すな」
   全婦協も加盟する日本婦人団体連合会は12月4日に「12・4銀座パレード&国会にGo」に取り組んだ。6000人の人々が手を取り合い、国会を包囲した。参議院議員会館前でのリレートークでは、全婦協大石会長が「第2次世界大戦時、業者には『企業許可令』の制定で新規開業の自由が奪われた。小売業の7割が解体され、71万人が戦争政策のために軍需関連産業に動員された。平和でなければ商売はできない」と力強く訴えた。


   「輝く女性経営者」
    結婚式をプロデュースする「(株)ウィズアプロード」(東京・渋谷民商)。今は式を挙げない人たちも多く、業界の競争も激化する中、オーナーの笹子さんは「新郎新婦が本当に幸せを感じる結婚式を提案したい」と語る。


9面:「TPP断固反対!安倍政権の暴走許すな」
    TPP反対の県民集会が11月29日山形市内で開催され、約1700人が集まった。県内の民商からも参加し、「日本の食と暮らし、いのちを守ろう」と幅広い国民と手を取り合りあい、連携するために開催された。JA山形の長澤会長が挨拶し、県知事、市長、県議、国会議員が来賓として挨拶したが、自民党・鈴木議員が登壇すると、公約違反の自民党に対するヤジが飛び交う場面もあった。
   構成団体からのリレートークの後に集会宣言を拍手で採択。山形県連の遠藤会長が閉会あいさつで「国民ン声を聴こうとしない自民党政府の暴走を許さず、未来の世代のためにも団結を強めよう」と訴えた。


10面:石川文洋の中小業者写真館⑧ 江戸文化担う看板彫刻師
   東京・江戸川民商の細野さんは木彫看板彫刻師。「工房まちす」を構え、看板の文字を書く、彫る、色を塗る、金箔・銀箔を押す作業などをひとりでこなしている。幕末から明治にかけて最盛期だった木彫看板の需要も時代の流れとともに商店の様式が変わり、減っていった。木彫看板彫刻師も東京で5・6人と数少ない。