秘密保護法を押し通した与党らに狂気を感じる。


1面:「児童手当差押え 法の趣旨に反する」
   長く争ってきた鳥取県と鳥取民商・瀧川さんの訴訟で、11月29日県側は上告を断念した。広島高裁松江支部・塚本裁判長は27日に「児童手当法の趣旨に反し違法である」と県に対して、児童手当の返還を命じた。この裁判では瀧川さんを支援する署名が全国から5600人を超えて寄せられていた。「いままでまかり通っていた違法な徴税行政に歯止めをかけることができた」と弁護団は評価している。

   「国民の目・耳・口をふさぐ稀代の悪法秘密保護法」
   『何が秘密かも秘密』――衆議院強行採決で通過した悪法が参議院で審議されている。数の暴力で参議院も通過させていいのか。全商連も秘密保護法廃案の声明を発表した。副会長の太田氏は「製造業関連の中小業者は下請けとして㊙の部品を作っている。秘密に指定されているとわからなければ「こんなものを作った」と話すだけで警察に拘束されてしまう。何が秘密かわからないから誰にも何も言えなくなる。商売ができなくなるような法律は絶対に廃案にしなければならない」

   「アマチュアの創作を応援」
   東京・大田区でギャラリー『結』を経営する石井さん(東京・太田民商)。「アマチュアの人たちは発表の場が少ない。手作りのものを発表できる場を提供したい」との思いから定年後、自宅の車庫を改造してギャラリーをオープン。書道の古典や琵琶の演奏会を開いてきた。「いろいろな人たちと知り合えるのがこの仕事の魅力」と話す。


4面:「熱いハートで商売工夫 先輩の経験に学ぶ」
   大阪・大青協は「大先輩に聞く、商売の経験・教訓とは」と題して経営交流会を開き、民商役員・青年部員の商売アピールを中心に交流。「真剣に仕事に取り組む姿にいい刺激をもらえた」と好評だった。

   「平和学習会で討議」
   長崎・大村民商青年部は大村市内で平和学習会を開き、秘密保護法案などの情勢に触れながら話し合った。「オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史第三話 原爆投下」も鑑賞した。

   「婚活パーティ盛況」
   岩手・盛岡民商花巻民商の両青年部が合同で婚活パーティーを開催。「みんなでコンパ(みんコン)」には業者青年を中心に20代~30代の男女が集まり、フリートークや打ち解け、4組のカップルが誕生する、など盛り上がった。


5面:「税務調査で入会相次ぐ」
   各地の民商で税務調査に関して「どうしたらいいか」と相談が相次いでいる。
   北海道・北見民商では税務調査の相談で4人が入会。税務調査のために店の資料を調査員が持ち帰ったが、預かり証には預かった物の詳しい内容が書かれていないケースで、「資料が紛失されてもわからなくなる」と不安になった事業者からの相談や、税務署員からプライバシーにかかわることまでしつこく問われ「犯罪者扱いされているようだった」と税務調査に対する不安が話された。