8月5-7日は、第16回北商連事務局員交流会でした。留守ですいません。
事務局員の皆さんお疲れ様でした。


2泊3日で林業・木工が地場産業の下川町に行ってきました。
下川町では、暖房の灯油代などで町の外に出ていくお金を町の中で流通させようと、地材地消に自治体をあげて取り組み、公共施設の暖房や温水供給の42%に木質バイオマスエネルギーを利用しています。
今回宿泊地だった五味温泉も木質バイオマスボイラー(製材所の廃チップが燃料)を利用。食堂のストーブはペレットストーブでした。(ただし、下川町にペレット工場はないそうで)

五味温泉のペレットストーブ。夏場は使わない。
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3日目に見学した一の橋地域には、断熱性・気密性に優れた省エネ集合住宅(平屋)があり、屋根付の通路で除雪の手間が省けたりと、高齢者にも配慮したつくりでした。光ファイバーの整備された下川町では電話といえばテレビ電話で、集合住宅の1部屋1部屋に設置されていて、緊急通報もでき、クマ出没情報等が確認できるそうです。

集合住宅に隣接した地域熱供給システムの建屋内でチップを燃焼し、熱水・熱を供給。近所の育苗ハウスにも供給していました。
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熱供給システム建屋
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システム建屋内のボイラー(2つあるうちの一つ。夏場は1つ稼働)


快適省エネ集合住宅も魅力的でしたが、木質バイオマスエネルギーの発展・活用で冬場の切実な暖房事情の革命になるんじゃないかなと思いました。